今季ファーム投手総合コーチを務めた清川氏は、来季アドバイザー職に就任です。
来季のコーチに名前がなく退団も転任も報じられておらず心配をしてましたが、球団に残りアドバイザー職となります。
清川氏は2014年第2次伊原政権でライオンズのコーチとなり、伊原政権は短命に終わりましたが、清川氏はコーチや育成担当などずっとライオンズに関わってきた指導者です。
清川氏といえば、ドラ1ながらずっと芽が出なかった中﨑投手を魔改造したことでもお馴染みです。
結局上手くは行きませんでしたが、画面から消える投球フォームを作り上げ、左キラーとして開花させようとしました。
年齢的にも62歳となり、コーチ職は若い指導者達に譲る形となりましたが、指導者も育成するのがライオンズですので、若い指導者達が一人前になるまでは良き相談相手として支えてもらいたいです。

ライオンズは指導者にも様々な研修を通して、レベルアップを図っています。また、新たにデータアナリストを雇いそれらのデータを育成にも活かそうとしています。
個人的には、自前で育てるだけでなく他球団の指導者や外部の力をもっと取り入れてもらいたいと思っていますが、それ以前にデータを選手育成や采配に活かす術をまずは作らなくてはなりません。
以前ダルビッシュ投手も話していましたが、今季からメジャーに移籍した千賀投手もデータに基づいた投球を心がけたとの事です。
いかに長打にならないコースに投げミスをせずに投げられるかという部分や、そのデータは首脳陣の共通認識となっている部分は学べる部分です。
アメリカと日本の野球の違いはあるので、一概に全て真似るとは行きませんが、少なくとも監督、コーチ、捕手がバラバラではなく、データに基づいた根拠のある配球、采配が共通認識となっていると言う部分はライオンズにも取り入れてもらいたいです。
日本で名将と呼ばれる野村監督、落合監督らが持っていた勝負勘と言うのも、日本ではまだまだ監督に求められる所ではあります。
ただ、松井稼頭央監督は監督としてはキャリアも浅い指揮官ですし、そこに依存は出来ません。
若い首脳陣だからこそ、今までの監督像に囚われず柔軟に、データから根拠ある采配を 期待したいです。

また、コーチもそれらのデータを選手のプレイに落とし込む事が求められます。
指導者を自前で育てているからこそ、選手との関係性は出来ているでしょうから、個々の性格を熟知しているはずです。
その選手が理解しやすい言語で、分かりやすく伝えられるコミュニケーション能力が必要です。
野球ファンですらデータを見て論じていたりするくらいですし、最近の選手達にもデータは身近なものになっています。
自分の経験から指導するだけでなく、データからその選手に合った指導や采配を行う事で説得力も増します。
戦力層に劣るライオンズとしては選手のレベルアップだけでなく指導者のレベルアップも図り、他球団に先駆けてデータを充実させ育成、采配に取り入れたいです。
そのためにも、まず松井監督は今季の振り返 りからです。
全試合データと照らし合わせながら、振り返ってもらいたいです。
来季巻き返すためにも選手達はオフもしっかりトレーニングしてますが首脳陣達も必死に分析し反省し、来季に活かしてもらいたいです。

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