今季は守護神起用も期待されながらも、不甲斐ないシーズンとなった水上由伸投手です。
昨年前半戦は、水上、平良、増田と盤石の勝ちパでした。そこから、平良投手が先発転向し、増田投手の衰えも見られることから、今季は勝ちパの再構築が行われました。
その内1枠は水上投手で決まりだと思っていましたが、キャンプから不調が続く大誤算のシーズンでした。
今季は23試合と登板数も大きく減らし、球速は昨年よりも5キロも落とし、BB/9は7.41と制球も良い所がないシーズンでした。
福岡でのソフトバンク戦になると、球速も戻り良い投球を見せた試合もありましたが、結局続きませんでした。
今季はまさかの3軍登板も行う苦しいシーズンでしたが、蓄積疲労が原因の一つでもありますので、思い切って今季は調整に専念して無理に登板させなくても良かったです。

本人は今季の不調を、オフの過ごし方を失敗したと捉えています。
昨年は最優秀中継ぎのタイトルを獲得しましたが、シーズン後半は疲労によりパフォーマンスを落としました。一昨年も、そうでした。
育成出身のキャリアの浅い投手ですし、この辺のリカバリーという部分が上手く行かなかったのだと思います。
特に、昨年は60試合投げていますので、疲労は確実に蓄積しています。今季の反省を活かして、来季は開幕から行けるようにコンディションを整えたいです。
個人的には、球速が5キロも落ちているのでシーズン中からずっと怪我を疑っていました。
今季のパフォーマンスからは、オフに手術と言われても不思議ではないのですが、今のところ身体は大丈夫との事ですので一安心です。
来季は、元々の持ち場である勝ちパ入り、さらには増田投手に代わる守護神へのチャレンジをしてもらいたいです。
空振りを量産する投手ではありませんが、打球管理能力が高く、メンタル的にも向いていると思います。
何より、今季絶不調ながらも悲壮感を見せないのが良いです。

昨年オフには、もし背番号を変えるなら21番以外は着けないと、今季のさらなる飛躍に意気込みましたが、21番はルーキー武内投手へと渡りました。
今季は悔しいシーズンとなりましたが、力はある投手ですので来季は再出発です。
ライオンズは後ろの投手に不安がありますが、水上投手が復活すれば1枚は確定しますので、今オフはしっかり調整したいです。

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