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カテゴリ: 西武ライオンズ2023

今季は守護神起用も期待されながらも、不甲斐ないシーズンとなった水上由伸投手です。



昨年前半戦は、水上、平良、増田と盤石の勝ちパでした。そこから、平良投手が先発転向し、増田投手の衰えも見られることから、今季は勝ちパの再構築が行われました。


その内1枠は水上投手で決まりだと思っていましたが、キャンプから不調が続く大誤算のシーズンでした。


今季は23試合と登板数も大きく減らし、球速は昨年よりも5キロも落とし、BB/9は7.41と制球も良い所がないシーズンでした。


福岡でのソフトバンク戦になると、球速も戻り良い投球を見せた試合もありましたが、結局続きませんでした。


今季はまさかの3軍登板も行う苦しいシーズンでしたが、蓄積疲労が原因の一つでもありますので、思い切って今季は調整に専念して無理に登板させなくても良かったです。


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本人は今季の不調を、オフの過ごし方を失敗したと捉えています。


昨年は最優秀中継ぎのタイトルを獲得しましたが、シーズン後半は疲労によりパフォーマンスを落としました。一昨年も、そうでした。


育成出身のキャリアの浅い投手ですし、この辺のリカバリーという部分が上手く行かなかったのだと思います。


特に、昨年は60試合投げていますので、疲労は確実に蓄積しています。今季の反省を活かして、来季は開幕から行けるようにコンディションを整えたいです。


個人的には、球速が5キロも落ちているのでシーズン中からずっと怪我を疑っていました。


今季のパフォーマンスからは、オフに手術と言われても不思議ではないのですが、今のところ身体は大丈夫との事ですので一安心です。


来季は、元々の持ち場である勝ちパ入り、さらには増田投手に代わる守護神へのチャレンジをしてもらいたいです。


空振りを量産する投手ではありませんが、打球管理能力が高く、メンタル的にも向いていると思います。


何より、今季絶不調ながらも悲壮感を見せないのが良いです。


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昨年オフには、もし背番号を変えるなら21番以外は着けないと、今季のさらなる飛躍に意気込みましたが、21番はルーキー武内投手へと渡りました。



今季は悔しいシーズンとなりましたが、力はある投手ですので来季は再出発です。


ライオンズは後ろの投手に不安がありますが、水上投手が復活すれば1枚は確定しますので、今オフはしっかり調整したいです。




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フェニックスリーグでは、その後日本一となる阪神打線を抑えたことで注目度も上がった、育成の菅井信也投手です。





同期の羽田、黒田投手と共にライオンズが期待する若手投手3人衆の1人です。特に内海コーチが期待をかけていた投手でもあります。


ただ、羽田、黒田投手と違い菅井投手は育成選手ですので、来季が勝負の3年目となります。


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今季はファームで主に先発としてキャリアを積みました。イースタン15試合で、4勝2敗、防御率3.12、WHIP1.51、K/BB1.86、QS30.8%です。



武器は奪三振能力の高さです。


高校の時から奪三振能力が高かったですが、プロに入ってからもその長所を活かせています。ストレート主体の投球に、右にはチェンジアップ、左にはスライダーが基本です。また、カーブで緩急も使います。


ストレートは平均で141キロとまだまだ物足りないですが、それでも空振りが取れているのでキレがあるのでしょう。


今季K%18.5と、奪三振能力の高さは菅井投手の武器になっています。




課題は変化球の制球とストレートの球速です。


スライダー、チェンジアップともに制球がバラつきますので、変化球の精度を高めたいです。また、球速の割に空振りが取れているのは良いのですが、支配下入りし1軍を想定した場合は球速アップが必要になります。


実際、ファーム相手なら空振りが取れていても、先日のフェニックスリーグの阪神1軍打線からは、ストレートで空振りが取れませんでした。


支配下のその先を考えた場合は、変化球の精度と共に出力面の物足りなさは課題です。


菅井投手もそれを理解して、今オフは球速アップに取り組むとのことです。ライオンズには、チームロン毛やYouTuberと球速アップ成功者がいますので、アドバイスを貰いたいです。


菅井投手は、140後半のストレートを投げようと思えば投げられると思いますが、高い出力と制球の両立も課題です。


ビルドアップして速い球を投げられるようになったではなく、その体にあった投球フォームも作り、固めて、出力と制球を両立させたいです。


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まだ来季が高卒3年目と若い投手ですが、年下の選手も入団して来ていますし、期待されている時に花開きたいです。


菅井投手にとっては来季が勝負の年です。


期待をかけてくれた内海コーチに良い知らせが出来るように、来季は大きく飛躍したいです。




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球界にも例の少ない疾患、手術を行った森脇投手は、育成として再契約を行いました。




右上腕動脈閉塞症という右の鎖骨辺りに血栓が出来、右腕に十分血液が送られない状態でした。


右腕が筋トレをした後のように重かったとの事です。


早期復帰も可能なカテーテルにより血栓を取り除く手術も検討したようですが、再発リスクもある同手術ではなく、復帰に時間はかかりますが再発がほぼなくなる血管を広げる手術を選択しました。


右上腕動脈閉塞症と言う球界では珍しい疾患を公表した当初は、たくさんのライオンズファンが同疾患を調べたと思います。その調べた結果、程度にもよりますが最悪切断もあるという事例にも辿り着いたと思います。


プロ野球選手云々ではなく、森脇投手の生活にも関わる大きな疾患です。ただ、森脇投手としてはプロ野球選手として復帰するための選択をしました。


今回の血栓は、投げる動作により負担がかかった事が原因の一つのようですが、プロ野球選手として今後も投げる続けるためには、血栓を取り除くだけでなく血管自体を広げるという選択は、森脇投手のまだまだプロ野球選手でいたいという野球に対する想いも感じられる選択です。


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4ヶ月ぶりに上投げでの投球も行うなど、リハビリも順調に来ており一安心です。


春季キャンプ中には、マウンドでの投球も視野に入ったようですので、春季キャンプの楽しみも増えました。


手術を行った事により問題があるとすれば、握力が懸念されます。


球界では例の少ないの疾患ではありますが、調べると名投手でもあった杉浦忠氏がこの疾患を患ったようです。


当時とは医療のレベルも、投手の負担も変わってはいますが、杉浦氏は復帰後も握力が問題となりました。


リハビリの質も上がっていますので、この辺はカバーするトレーニングは入れていると思いますが、森脇投手の言うように、焦りはしないけどのんびりせずに計画立ててやっていきたいです。


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また、トミージョン手術を行った佐々木健投手も、育成再契約を結びました。




トミージョン手術はリハビリから復帰までの実績もありますし、こちらはその例にならって無理せずに行きたいです。


年齢的にはのんびりしている余裕はないかも知れませんが、今までの例で言えば来季はリハビリ、再来年から本格復帰になると思います。


150キロ近いストレートに、左打者のインコースを抉るツーシーム、そして武器であるチェンジアップで空振りを量産する投球を再び見せてもらいたいです。




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FA行使をした平井投手は、残留基本線も長考モードです。


代理人を通じて交渉中との事ですが、今後は自身も交渉の場に同席するとの事です。


平井投手は「条件面も含めて話し合う事は多々ある」との事です。


年越しはしたくないとの事ですが、まだまだ納得する状況ではなさそうです。


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納得出来ない部分があるから契約がまとまらない訳ですが、条件面、起用法、球団のスタンスなど複数考えられますし、それら全てかも知れません。


本人の言うように本当に残留が基本線であり、長考モードに入っているのが他球団の獲得調査待ちではないのであれば、ライオンズが嫌な訳ではないですので、おそらく条件面だと思います。



条件に合う球団があれば移籍の可能性もありますが、今の所他球団からの獲得調査はないです。


複数球団が名乗りを挙げているオリックス山崎投手の獲得に失敗した球団が、その資金を元手に中継ぎ投手獲得に方針転換する可能性はゼロではありませんが、故障のリスクもあるBランクの中継ぎ投手となると、どうでしょうか。


ライオンズがどういう条件を出しているのか分かりませんが、平井投手としては納得する条件ではないようです。


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大前提として、ライオンズファンとして感情的には残留してもらいたいです。


しかし、成績的にはWARを稼げなくなって来ていますし、感情を抜きに成績だけ見れば、今季推定8000万は十分評価されていると思います。



ただ、ライオンズは昨年も複数年を打診していますし、今季も複数年を打診していますので、今までの平井投手の貢献を成績以上に高く評価しているのだと思います。


そのため、成績的には上げ過ぎだとは思いますが、今までの貢献を込みで1億✕3年を提示したのではないかと予想してます。



もし今回提示したのがこの条件なら、平井投手にとっては悪くない条件だと思います。正直、今季と同額の8000万✕3年でも成績的には納得してしまいます。故障のリスクもあるベテラン中継ぎ投手にとって、複数年契約はそれだけ魅力的な契約です。


しかし、周りがどうこう思っても契約するのは本人ですので、球団としてはとことん話し合って納得してもらうしかありません。


資金的に余裕がある球団ではありませんし、ゴネれば上がる前例は作りたくないでしょうから、条件を大きく変えられなくても、本人の希望を何か1つでも叶えて落とし所を作らなければなりません。年俸の上乗せは難しいでしょうし、現実的には出来高ですかね。



ただ、もし平井投手が契約年数を気にしているのであれば、ライオンズならその心配はしなくても良いのではと個人的には思います。


金子選手や岡田選手を見ても、FA残留した選手は辛抱強く雇用しますし、十亀スカウト、熊代コーチのようにFA残留組は引退後の仕事の面倒も見ています。


勿論、保証されている訳ではありませんが、他球団と比べればその辺のドライさは薄い球団ですし、良くも悪くも長くプレイ出来る可能性のある球団でもあります。


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ライオンズは、平井投手に複数年契約で残留を打診している訳ですので、最後までとことん交渉をしなければなりません。


ライオンズファン心理としては、残ってもらいたいです。



ただ、残留したとしても中継ぎ整備は必要です。


衰えが顕著となってきた増田投手を、来季どこまで信頼できるか分かりませんし、平井投手も今季の成績では勝ちパ起用は不安があります。


水上投手の復活、田村、佐藤隼、豆田投手の成長を期待するだけでなく、勝ちパを任せられる三振の取れる外国人中継ぎ投手獲得は全力で取り組んでもらいたいです。




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6球団による争奪戦となった、山崎福也投手獲得レースは日ハムが獲得となりました。




オリックス残留も含め、ソフトバンク、巨人、ヤクルト、DeNA、日ハムの6球団の争奪戦となり条件も高騰しましたが、日ハムが獲得となりました。


ライオンズ同様に流出の多い日ハムは、FAで投手を獲得するのは初となります。


補償のないCランクながらもローテを任せられる投手ですので、獲得を目指す球団も増えました。個人的には、ライオンズはローテ5、6番手は補強ポイントですので、獲得に向かってもらいたいと書いてきましたが、6球団参戦により年俸も高騰しましたので、ライオンズの資金力では難しかったです。


獲得を決めた日ハムは、他球団よりは劣るとは言え4年8億とも言われていますので、単年ベースで2億は高いです。


ただ、日ハムとしては良い補強になりましたし、今後得るであろう上沢選手のポスティングマネーを上手く使えました。


上沢投手の代わりとまでは行きませんが、ローテは1枚埋まります。


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獲得の決め手は、報道ベースでは先発として最も輝けるチームだからと言う報道です。


本音の理由は分かりませんが、日ハムは元プロ野球選手の山崎投手のお父様が在籍した球団でもあり、昨年まで同僚だった伏見捕手もいます。また、打撃が好きな山崎投手にとっては、もしやりたければ二刀流にも最も寛容なチームです。


条件面、また優勝を目指せる戦力という観点からは日ハムは他球団に劣りますが、それでも山崎投手にとっては日ハムという球団に魅力を感じたのだと思います。



FA獲得は、基本は条件面や環境ですが、こういう観点から選ぶ選手もいますので、ライオンズも金銭面で勝てないからと始めから諦めずにFA補強にも目を向けたいです。



日ハムは、高騰する山崎投手獲得レースに突如参戦しましたが、色々な情報から行けると掴んだからこそ無謀とも思えた今回の獲得レースに参戦したのでしょう。



思い返せば秋山翔吾NPB復帰の際も、愛着のあるライオンズか、条件面で抜けているソフトバンクの2択と言われていた中、決して金満球団ではない広島が突如参戦し獲得した例に似ています。





流出の多い西武、日ハム、広島ですが、日ハムは山崎投手、広島は秋山選手と最近は獲得もしてますし、ライオンズだけ取り残されています。


チーム強化には育成と補強はセットです。


ライオンズも今季のFAは無理でも、アメリカから筒香選手を引っ張ってくるくらいのサプライズを起こしてもらいたいです。




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