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カテゴリ: 西武ライオンズ2023

イースタン順位表です。

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最下位争いが定番だったライオンズファームですが、今季は貯金20の3位と好調です。


残り15試合ですし優勝は難しいですが、今季は成績が良いだけでなく、1軍にも多くの若手を送り出していますし良い傾向です。


チーム打率.262(2位)、チーム防御率3.23(2位)と投打ともに健闘しています。特に、チームOPS.728は2位、長打率.396はトップと、1軍の得点力不足に反してファームは良く打っています。


ファームでは打つけど1軍では打てないとなると、1.5軍クラスの選手が多いという事ですので、来季は飛躍を期待したいです。




また、投手も昨年のエース格だったヘレラ、赤上投手を欠きながらも、最優秀防御率争いトップを走る宮川投手を中心に、リーグ2位のチーム防御率と好成績です。


期待の黒田、羽田投手といった若手に怪我があったのは残念ですが、黒田投手は復帰していますし、コンディションを整えて1軍デビューを早くさせたいです。


ただ、期待の若手投手がいる一方、チームとしては奪三振数がリーグ6位、与四球数はリーグワーストと、防御率は良くても指標的にはイマイチな状態です。



これは1軍投手陣にも言えることですが、ライオンズは四球が多く三振が少ない投手陣です。


与四球は2017年こそリーグ最少でしたが、その後はリーグ5位、6位が定着していますし、奪三振は2019〜2022まで4年連続のリーグワーストです。


今季は、髙橋、今井、平良、隅田投手の頑張りもあり、チーム奪三振数4位につけていますが与四球数はリーグワーストです。


与四球数に関しては、リーグ5位とは65個も差があるぶっちぎりのワーストですので、まだ試合はあるとは言え、今季もリーグワーストでしょう。





投手陣を底上げするには、ファーム時から四球が少なく三振が多い投球をしなければなりません。


ただ、もう何年も四球が多く三振が少ない傾向が続いていますので、スカウティングや育成方法から見直さなければなりません。


何度も書いてはいますが、ライオンズは指導者も自前で育成する流れではありますが、例えばオリックスなど投手育成に長けているチームから指導者を引き抜き、外部の血を入れてみるのも良いと思います。


弱点を補うための選手補強が出来なくても、弱点を補うための選手育成をするために、指導者の充実も図ってもらいたいです。




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ライオンズの助っ人問題についてです。



FA流出はあっても補強のないライオンズにとっては、ドラフトが補強の場となっています。

ドラフトは数年後のためのものですので、即戦力とはなかなか行きませんが、スカウティングと育成で勝負するしかないのが現状です。

そういう状況の中で、助っ人だけは即戦力を獲得出来る唯一の手段です。




足りないポジションが明確なライオンズにおいて、そこを埋めるための助っ人獲得とその活躍は必須ですが、今季はマキノン選手以外は上手く行きませんでした。

髙橋、今井、平良、隅田投手と先発の4本は強固ですが、5、6番手を担って欲しかったエンス投手はファームですし、勝ちパに入って欲しかったティノコ、ボー投手は敗戦処理です。

途中加入のクリスキー投手が、ようやく助っ人らしく勝ちゲームで使える投手として機能していますが、順位もほぼ決まった終盤での合流のため、時すでに遅しでした。



野手では、マキノン選手がアプローチが良く長打もある外国人として中軸で機能していますが、ペイトン選手はイマイチな状況です。

ライオンズの弱点は外野ですので、既存外野手と同程度なら助っ人の意味はないため、もう少し打てる外野手を獲得したい所です。




ただ、球界全体に言えることですが、投高打低のため外国人でも突き抜けた活躍は難しい状況ではあります。

ライオンズは今までは、デストラーデやカブレラ、メヒアのように長距離砲の外国人を当てて来ましたが、投高打低の影響なのか、予算の問題なのか、スカウトの質の問題なのか、最近は獲得外国人の傾向も変わってきています。




ライオンズは近年、ユーティリティ外国人を獲得してきました。

複数ポジションを守れて打てる外国人と期待をされましたが、現実は複数守れるけど上手くなく、打撃もそこそこと中途半端な能力でした。

ユーティリティなら現場が使いやすいだろうと思ったのかも知れませんが、外国人に求めているのは使いやすさではありません。


そのため、今季は方針転換です。


マキノン、ペイトン選手と、3Aではパワーはイマイチでも、アプローチの良い選手を獲得しています。

強打の外国人というと、空振りは多いがホームランもあるという選手がイメージ的にも強いですが、マキノン、ペイトン選手とホームランの期待は低くても、長打は打てて三振が少なく四球を選べるという部分を重視して獲得しました。

ユーティリティ外国人を獲得していた時は、三振が多く、かと言ってホームランもそれ程でしたので、悪くない判断だと思います。

昨年オフにも書きましたが、イメージ的にはブランドン選手の完成形のようなタイプです。




ライオンズは外国人で成功すると、しばらく同じようなタイプの選手を探して獲得してくる傾向があります。

今季のマキノン選手の活躍で、来季もアプローチ面を重視した外国人野手の獲得をするかも知れません。

カブレラ、メヒアのような外国人野手獲得は球界全体でも難しくなっている状況ですし、マキノン選手くらいのアプローチの良さと長打も打てる新外国人野手なら悪くないです。

ただ、マキノン選手も今のライオンズ打線の中では、OPS.700と十分レギュラーの活躍は見せていますが、パワーのある長距離砲は打線に欲しい所でもあります。

マキノン選手が来季も残留するなら、もう1人の外国人野手は、一発で戦況を変える力のある長距離砲の新外国人選手を獲得してもらいたいです。

外国人は当たりかハズレかは蓋を開けてみないと分からない所はありますので、予算が許されるならマキノン選手+新外国人野手2人を獲得したいくらいです。




佐藤龍、蛭間、渡部、長谷川選手と若手が台頭し、来季に期待を持たせてはいますが、レギュラーとなるとさらなる飛躍が必要です。

また、シーズン通してとなると不調などもあるため、期待の持てる選手は複数人必要です。

特に外野手はずっと期待して待っていますが、待っているだけでは改善しないことは明白です。

その中で、即戦力補強となると外国人選手が第一選択ですので、貴重な予算や外国人枠を無駄にせずにチームの弱点を的確に埋める補強を期待したいです。




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ベルーナドームでのソフトバンク戦です。

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本日の公示で、公文投手に代わりボー投手が昇格しています。

佐々木投手の長期離脱により中継ぎ左腕不足ですので、公文投手にとってはチャンスでしたが、昨日のように四球連発では厳しいです。

代わりに昇格したボー投手は、今季の外国人投手の中では戦力になってはいますが、助っ人が敗戦処理では来季の契約は厳しい状況ですので、アピールをしたい所です。



スタメンは、

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【結果】

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早めの継投で何とか1点ビハインドをキープしたかったですが、中継ぎ陣が崩れて大敗です。打線も初回以降は抑え込まれました。





【投手】

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與座

3回4失点と試合を作れませんでした。

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初回からバッテリーの息が合わず、また今日は際どい所に投げてはいますが相手も振らずに四球となり、初回から30球を費やしました。

その後も、際どい所は見逃され空振りも取れずに粘られたことで、珍しく3回で4四球も与え球数も3回で80球を超えました。最後は、投げ損ないが真ん中に行く悪癖で逆転タイムリーです。

調子が下り坂なのは分かっていた事なので、事前にイースタンの先発ローテを変更させて、エンス投手や渡邉投手などロングが出来る投手を入れておきたかったです。


青山

昨日投手を継ぎ込みましたので、2イニング投げましたが蛭間選手の好プレイもあり無失点です。

ボール先行になりましたが四球はなかったですし、三振も取れたのは良かったです。


ボー

1イニング目は、ストレートに力もあり良かったのですが、2イニング目にランナーを出してから2四球にタイムリーと崩れました。


本田

制球が甘く2失点です。ボー、本田投手とビハインド要員が2失点づつしてしまい、試合を決められてしまいました。


水上

昨日は147キロのストレートで三振も奪いましたが、今日はまた球速が140前半まで落ちました。力なく被弾もされています。

個人的には、今季はずっと球速が5キロも落ちていますので、実はどこか痛めているのではないかと疑っていますが、、、

本人は身体に問題はないと言ってますが、オフはしっかり身体のメンテナンスにお金をかけて、来季は開幕からキレの良いストレートを投げられるようにしてもらいたいです。



ボー、本田、水上投手は、合わせて4回5四球と多すぎです。

ライオンズ中継ぎ陣は四球ガ多く三振が少ないため、来季は改善出来る陣容にしてもらいたいです。







【野手】

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試合を振り返ると、


初回、外崎、蛭間選手でチャンスメイクすると、マキノン選手のショートゴロのホーム送球を、記録的には今宮選手の悪送球ですが、甲斐選手が取り損ねて後にそらし、2塁ランナーの蛭間選手まで返り2点を先制です。

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タイミング的には完全にアウトでしたが、甲斐選手の捕球ミスもありラッキーな形で2点を取りました。



さらに、佐藤龍選手が四球でチャンスを継続させ、

ペイトン選手のタイムリーで追加点です。


ペイトン選手は好調です。エラーで貰った得点だけでなくタイムリーが出たのは良かったです。

また、佐藤龍選手もボール球を見極めて四球を選び、チャンスを拡げたのは大きかったです。




しかし、その後は得点ならず5安打と抑え込まれました。

ペイトン選手は2安打、佐藤選手は3四球と活躍しましたが、今日は得点源である上位の出塁、中軸の長打が出ませんでした。





ライオンズは大敗です。

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投打ともに物足りない結果となりました。来季に向けて、課題が山積みです。



ただ、その中でもルーキー蛭間選手が躍動しています。

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まだまだ課題はありますが、それでも今やライオンズに欠かせない選手となっています。

打撃も守備も良いプレイを見せていますが、プレイ以外でも明るいキャラクターでベンチを盛り上げています。

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先制時には、ガッツポーズをしてベンチに戻ってきましたが、先輩たちもその気迫に笑顔を見せていますし、良い雰囲気を作っています。

何かと暗い話題に、暗くなる順位ではありますが、若手の台頭は来季への望みです。

蛭間選手以外にも今季は、佐藤龍選手、渡部選手、長谷川選手と来季に期待をしたくなる選手が出てきました。

野手は主力が高齢化し、次の世代の主力候補の育成遅れも顕著ですが、若手野手達はこうやって起用され活躍出来た経験を自信にし、出来なかった課題をオフのトレーニングに活かし、くれぐれも怪我だけはしないようにケアも徹底して大きな飛躍へと繋げてもらいたいです。




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カーミニークでのヤクルト戦です。

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スタメンは、

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3軍から、ブランドン選手と先日復帰した若林選手が出場です。




【結果】


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【投手】


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菅井

5回8安打3失点でした。

ストレート主体の投球で変化球は比較的低めに集めてはいましたが、球速が140前半程度だと物足りません。四球は1つと制球は良かったですが、ストレート主体の投球をするのであれば、制球を維持したまま球速も140後半は欲しいです。

速いストレートを投げられない訳ではない投手ですし、ライオンズには球速アップの成功者もいますので、アドバイスを貰いながら出力を高めても制球出来るようにレベルアップしてもらいたいです。


大曲

昨日は1イニング3奪三振と、ストレートが150キロ近く出ていましたし空振りも取れる良い投球でしたが、今日はストレートが走らず変化球も制球出来ずと良くなく、1イニング2四球の投球でした。


ティノコ

ファーム相手なら、高速ツーシームでも空振りが取れるなど問題なく抑えています。

ファームにいるくらいなら、スプリットなどの落ちる変化球習得を試したかったですが、成績的にもこのままシーズン終了後リリースとなりそうです。


増田

球速は出ていましたし空振りも取れましたが、甘く入ればファームでも打たれています。

多少甘くても、ストレートゴリ押しで抑えるスタイルは難しくなっていますし、変化球と合わせて制球良く投げられるようにしたいです。


佐藤隼

ストレートの球速は150キロ出ていましたが、弾き返され被弾しています。変化球が抜けていましたので、低めに集められるようにしたいです。






【野手】


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長谷川選手は、タイムリー2本の犠牲フライ1本で3打点です。

期待されているだけあって、ファームでは目立った活躍を見せています。

出番を増やすためにファームで積極的に試合に出ていますが、そろそろ1軍に上げて蛭間、渡部選手と共に1軍慣れをさせたいです。




若林選手は2安打です。

2安打と結果は良かったですが、空振りが多く課題のアプローチ面は変わらずです。ただ、まだ復帰したばかりですので、ここからじっくり課題の改善に取り組みたいです。




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監督の手腕についての記事です。



貯金は、得失点差のおよそ1/5と言われています。得失点差は良いけど貯金が伸びないチームもありますが、データ的には偶然とも言われ運の要素ももちろんあります。


ただ、運要素は左右出来ませんので、監督としてやるべきことはこの得失点差をいかにプラスに持っていくかです。



ライオンズは現在、総得点377、総失点410、得失点差−33の借金12です。得失点差的には、もう少し借金が少なくても良いという結果です。


松井監督の采配には何故と思うこともありますし、良く言えば手堅い悪く言えば消極的な采配が裏目に出ることも多々ありますが、得失点差的には運もないといった所です。


しかし、結局は借金ですので来季は貯金をするための試みを今からやらなくてはなりません。






今季の大きな課題は得点力不足です。 

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森、山川と打線の核が抜け、その代わりになるほどの補強がありませんので、松井采配に疑問を持つことはあっても、それ以前にこの戦力で戦えと言うのは同情もします。


「走魂」も、もしかするとこの戦力では打つ方に期待出来ないから掲げた可能性もあります。


むしろ、松井監督にはそういう感覚であって欲しいです。


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ポジションで言えば、先日も書きましたが今季も外野が物足りません。

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他球団に大きな差を付けられています。外野3ポジション全てが穴と苦しい状況です。


まさか松井監督も本当に、得点力不足解消のために「走魂」が必要とは思っていないでしょうし、もし本気で思っていたとしても、今季の現状を振り返れば得点力不足解消には足よりも長打というのは分かったと思います。


スタメンは打てる人、守れる人は途中出場が基本です。二遊間は別としても、特に外野は打力でスタメンを決めたいです。


ただ、蛭間選手は良い活躍をしてますがこれから本格化するルーキーですし、ペイトン選手は期待外れとなり、既存外野陣も毎年期待はしてますし、一時的に耀きますが続かず、伸び悩みが顕著です。


記事にもありますが、これらの問題は松井采配云々の前に球団の補強姿勢に問題があります。

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予算もあるのは分かりますが、完全な暗黒期に入る前に渡辺GMには手を打ってもらいたいです。





もちろん現場も、ただ若手の覚醒を待つだけではなく、与えられた戦力で動かなければなりません。


先日は、打撃の期待値が既存外野手よりも高い内野手の、外野守備オプションを増やしたいという事を書きましたが、それも案の一つです。




現場は補強は出来なくても、育成したり、やり繰りしたりと工夫は出来ます。


当然、工夫するだけでは超えられない壁もありますが、今年最下位争いをしているチームですので、来季も何もせず現状維持はありえません。やるべきことはやりたいです。


球団の補強、現場の工夫、そして選手の頑張りと三位一体となり、来季は優勝争いが出来るチームになれるように、今から本腰を入れ秋季キャンプでは改善するための試みを、積極的に行ってもらいたいです。




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