2023年フェニックスリーグは、ライオンズが優勝をしました。
西口2軍監督も、投手陣の頑張りを褒めていましたが、個人成績も投手陣の良さが目立ちました。
フェニックスリーグでアピールをした選手達を、個人的に何人かピックアップし紹介します。
【投手】
渡邊 3試合26回 防御率0.35 K%22.8 BB%1.1制球に課題がある投手ですが、フェニックスリーグでは圧巻のBB%です。三振も取れていますし、先発としてイニングも投げられていますので、後は来季1軍で力を発揮できるかどうかです。
ストレートの球速、精度を高め、変化球とのコンビネーションで空振りが取れるように期待したいです。
浜屋 2試合15回 防御率4.20 K%25.9 BB%1.7
防御率は高いですが、四球が少なく三振が取れる内容的には良い結果でした。
キャリア的には、渡邊投手と共にローテ5、6番手争いに入って来なければならない投手ですので、オフもしっかりトレーニングを行い、春季キャンプの時にアピール出来る良いコンディションにしたいです。
大曲 5試合14回 防御率0.64 K%34.6 BB%5.8
圧倒的な力を見せました。フェニックスリーグでは、複数イニングを投げましたが長いイニングの方がパフォーマンスが良いです。
投球フォームも含めて試行錯誤している所ですが、高い三振率に課題の四球も抑えられましたので、来季は安定してこのパフォーマンスが出せるように投球フォームを固めたいです。
他にも、課題はあるものの菅井、山田投手はイニングを投げられましたし、怪我から復帰の黒田投手はイニングこそ少ないですがイニング数を上回る奪三振数です。また、育成の伊藤投手は6試合7イニングで4三振四球0と制球良く投げることが出来ました。
ライオンズ投手陣は、髙橋、今井、平良、隅田投手が数値を良化してくれましたが、それでも全体的に三振が少なく四球が多い投手陣です。
ただ、今フェニックスリーグでは、投手陣全体でK%24.0%、BB%7.8%と三振が取れて四球が少ない結果となっています。
【野手】
山川 9試合32打席 .375 2HR 7打点 OPS1.292K%12.5、BB%18.8と振り回した訳でもなく、長打率も.792と流石の結果です。5か月のブランクがありましたが、打線に軸がいると機能しやすいというのを再確認できました。
来季の去就が不透明ではありますが、残留するなら4番としてチームの力になってもらいたいです。
長谷川 12試合44打席 .333 1HR 4打点 OPS.819
出塁率.409、長打率.410、K%2.3と良い結果を出せました。もうこのレベルの選手ではないので、来季は1.5軍クラスから1軍クラス、さらにはレギュラーを掴んでもらいたいです。
仲三河 12試合46打席 .279 3HR 13打点 OPS.838
ISO.233、長打率.512と長所の長打力を発揮しました。BB%6.5、K%21.7とアプローチに課題は残すものの楽しみなロマン砲です。
ただ、残念ながら戦力外となりました。おそらく育成再契約はすると思いますが、育成=来季すぐに行けない可能性がありますので、怪我をしているようには見えませんでしたが、昨年怪しかった肩は大丈夫でしょうか。
粗さはありますが魅力もある選手ですので、他球団に取られないようにしてもらいたいです。
他にも、山村選手は打率こそ.159ですが、BB%25.8と四球を量産し出塁率.403と高水準です。また、モンテル選手はOPS.942、野田選手はOPS.964とアピールしています。
今季は得点力不足が大きな課題となりましたが、フェニックスリーグではチーム全体で出塁率.349、長打率.354、OPS.704とまずまずでした。若い選手たちには、出塁率を高めるためにスイング率を控えめにしたり、トレーニングにより安定して強い打球が打てるようにしたりと、チームとして打線の底上げが出来るようにしてもらいたいです。
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